ぷりっとベイト誕生秘話
ぷりっとベイトが生まれた背景には
たくさんのストーリーがあります。
防除する現場の
助けになりたい
アルゼンチンアリの駆除は、一度の作業で終わるものではなく、長期間の対策が必要です。
しかし、実際の現場では「駆除が難しい」「効率的な方法がない」といった課題があり、十分な対応ができていませんでした。
私たちは、「持続可能な駆除活動」 を実現するため、実際の防除現場に足を運び、問題点を洗い出し、作業の効率化に取り組んできました。
また、自治体や専門家と連携し、最適な駆除活動の提案も行っています。
これからも、現場の声を大切にしながら、防除の現場で本当に役立つ技術を追求し続けます。


東海理化とぷりっとベイト
なぜクルマの部品メーカーが虫の駆除剤をつくったのか?
そのストーリーを7つに分けて紹介します!
01_クルマの部品メーカー、株式会社東海理化
02_東海理化とグリースの深い仲
03_東海理化とアリの戦い
04_アルゼンチンアリとの出会い
05_本当に必要なものを求めて
06_逆転の発想
∞_現場が生んだ「ぷりっとベイト」と今後
STORY 02
東海理化とグリースの深い仲
部品に必要不可欠な材料「グリース」
グリースは、摩擦を減らす潤滑剤です。
車の部品は炎天下、氷点下等の過酷な環境下でも、数万回の動作が求められ、それに耐えるためにグリースは重要な役割を果たします。
東海理化は75年以上にわたってスイッチを作り続けており、開発を通してグリースのノウハウや、関係会社との繋がりを作ってきました。

STORY 03
東海理化とアリの戦い
アリから車を守るためのグリース
車とアリは、一見無関係に見えますが、温暖な地域ではアリが車内に入り込み、故障の原因になる可能性があります。
そこで私たちは、アリが嫌う成分を混ぜた「忌避グリース」を開発し、アリの侵入を防ぐことを考えました。

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STORY 05
本当に必要なものを求めて
現地現物で見えてきた現状
私たちは、現状をより深く理解するために、行政や専門家、駆除業者の方々に話を聞きました。すると、多くの現場で求められているのは「忌避」ではなく「殺虫」だと分かりました。
さらに、既存の防除方法にはさまざまな困りごとがあることが明らかになりました。
STORY ∞
現場が生んだ「ぷりっとベイト」と今後
みんなで作り上げていくベイト剤
私たちは、良い製品を作るには、現場をよく知ることが大切だと考えています。現在、行政や研究機関と連携し、実際の防除活動にも参画しています。
こうした活動の中で得た知識や、部品メーカーとしての経験を活かし、現場で本当に求められるベイト剤「ぷりっとベイト」は生まれました。
これからも、アリ対策にとどまらず、新しいベイト剤の可能性を、皆様と一緒に模索し続けていきます。

受賞歴
・環境省主催「グッドライフアワード」
2024年度
サステナブルデザイン賞受賞

もっと知りたい!
ぷりっとベイトのコト
アルゼンチンアリ?
南米生まれの外来アリで、「世界の侵略的外来種ワースト100」に選ばれるほどの厄介者です。
日本でも特定外来種に指定されており、爆発的に増えて、日本の在来アリを駆逐してしまいます。
生態系に大きな影響を与えるため、駆除の対象になっています。

アルゼンチンアリの特長
・働きアリの 体長は約2.5mm
・女王アリは働きアリの2〜3倍の大きさ体型
大きさ
体型
・スマートで細長い
・触角が長い
色
・褐色
遠くから見ると黒っぽく見えることも!
動き
・日本のアリに比べて歩くのが早い
・一列の細い行列を作って移動している